モノクロ写真が好きな理由2006年01月29日 13:00

バー長過ぎ
昨日は家に帰ってすぐに就寝、よく寝れて起きたら11:00過ぎ。筋肉痛はまだ来てない。オヤジだから明日来るのか?あるいはもう来ないのか?外を見ると快晴、気温も高いので今日はスナップ散策をすることにした。愛機のマニュアルカメラNikon FM3Aに最近ハマッているモノクロフィルムを装填して、レンズ5本を持って早速外出。とにかくこのところモノクロ写真にハマッている。なぜだろう。色々な写真展を見ているとどうもオレの好みはモノクロのようなのだが明確な理由はない。

向かったのは上野の不忍池(しのばずのいけ)、ここなら散歩する親子や老夫婦、さらに観光客も多くスナップのネタには困らないだろう。そういえばカメラに装填したフィルム以外の予備を持ってきていなかったので、途中ヨドバシカメラに寄って購入。池に着くと案の定多くの人、早速スナップ開始。マニュアルカメラには単焦点しかつけないことにしているので、被写体によって何度もレンズ交換をしなくてはならない。ズームを着ければ楽なのはわかるんだけど、やっぱり単焦点の明るいレンズがたまらない。また、開放F値が小さく被写界深度も浅いからボケも効果的に使えるのです。そして、この手間がたまらない。手間をかければかけるほど夢中になれる。

ちょうど36枚使い切ったのでそれをヨドバシカメラに現像に出して、一度田原町に戻った。ドトールでカフェ・ラテ飲んでたんだけど、何かまだ撮り足りないので予備で買ったフィルムを装填して浅草を散策することにした。そしたら、すんげー気が乗ってきた。とりあえず雷門向かって、仲見世抜けて、浅草寺行って花やしきの方通って帰ってきた。ここでは36枚撮りを2本撮影、よーく考えたら今日だけで36枚×3本=108枚も写真撮ったことになる。本当にNikon FM3A使ってると楽しくてしようがない。ちなみに今日のブログの写真は浅草の銭湯「蛇骨湯」のそばにあった店。「レストラン・バー ねも」っていう店名だと思うんだけど、縦書きにしてレストランとバーの長さを合わせたからバーの横棒(縦棒?)が長すぎ!!プチ受けでした。

今日買ったモノクロフィルムに内田ユキオさんのモノクロ写真に対する想いを載せたブックレットが入っていて、ドトールでそれを読んでいるときにその中にオレがモノクロ写真に魅かれた理由を発見したのでそれを紹介したい。

『もしもあなたが』
 もしもあなたの撮りたいものが、はっきりとした名前を持っているのなら-つまりそれがキリンだとか薔薇だとか香港だとか恋人だとか、はっきりとした名前のあるものだったら、たぶんカラーで撮るのがいい。目に見えたのとよく似たものが写真に再現されるはずだ。
 けれども、もしあなたの撮りたいものが、名前を決めかねているようなものなら-それはたとえば哀しみだとか、懐かしさだとか、驚きだとか、温もりだとか、恋に変わりそうなときめきだったら、モノクロで撮るのがいい。色によって見えにくくなっていたものや、感じてはいたのに見えていなかったものが、きっと写真に残るはずだ。